2年弱ぶりに DragonForce が大阪にやってきたので見に行ってきた。ライブタイトルの通り新アルバム Reaching Into Infinity をひっさげてのライブということでアルバムの新曲が沢山聴けたし、 Cry Thunder や Through the Fire and Flames のような定番曲もすごく楽しかった。結構もみくちゃにされたり、モッシュに突っ込んでめちゃくちゃ疲れ果てたりもしたけど満足感溢れるひとときだった。
Today: Osaka, Japan - Jun 14 at Umeda Club Quattro https://t.co/28PuLIkmjq
— DragonForce (@DragonForce) 2017年6月14日
done pic.twitter.com/jar4TA5OQl
— じゅりあす (@ast_j) 2017年6月14日
ツアーはこの大阪公演が初っぱなだったしまだ日本で公演もあるので、最初はセットリストのネタバレを含まない話をします。後半でネタバレのある話をする。
ヴァジーム不在の DragonForce
まず会場に入って最初に気付いたのはステージにキーボードセットがないことで、(自分もキーボードを弾くから楽しみにしていた)ヴァジームが出ないの???とちょっと困惑してしまった。ライブ終わってから調べたところ今回のツアーは不参加ということだった……
しかし始まってみればヴァジームが不在だったから楽しめなかったなんてことはなくて、5人の DragonForce によるパワフルで時にコミカルなライブパフォーマンスはめちゃめちゃ楽しかった。開演前にサムのためにステージドリンクとして缶ビール(スーパードライ)が設置された時点でWowって感じだったし、ステージ上でファンからのプレゼントのお酒を回し飲みしたり(ジーとハーマンは断ってた。ハーマンは「飲むと演奏がめちゃめちゃになる」って言ってて理性あるナ〜〜って感じだった)、演奏中もジェスチャーで雄弁なサムだったり、客席を煽るマークだったり、今日もイケメンが炸裂してたハーマンだったりと演奏以外のおもしろポイントも沢山あった。ハーマンのイケメンネタは完全にメンバーも理解していて、日本語で「イケメン」とか「ハゲメン(ひどい……!)」ってフレドリックに呼ばれてたのはヤバかった。演奏の話は下でする。マークもMCの半分くらいは英語と日本語の二カ国語でサービス精神旺盛だった。時々フレドリックに助けてもらったり、そもそもサムにカンペの存在をバラされたりしてたけどw
会場とポジショニングの話
ハコは梅田の CLUB QUATTRO だったので割と小さかった。入場整理番号は400番を越えててどうなることかと思ったけど、段差で何段かに分けられているうち一番前の段に案外陣取れていた。本当はヴァジームのいる方にいようと思ったけどいなかったので適当に下手側にいた。とはいえフロントマンは全員自由自在に動くので、特定の誰かがずっと目の前だったとかではない。途中ハーマンと完全に目が合ってしまった瞬間はめちゃめちゃドキっとした。
今日は基本的にはステージの近くで見てて、最後の曲(後述)でちょっとだけサークルモッシュに突っ込んで、それで疲れた後少し後ろに下がっていたんだけど、やっぱ外音を聞くという観点だと後ろに下がったときが一番よかった。ステージの近くだと特にギターが少し聞こえにくくて、うーんこんなもんかなーと思ってたけど後ろに下がったらふつうによかった。まあ当然といえば当然ではある。
ここからネタバレ
ここから下はセットリストのネタバレを含む話をします。このラーメンはライブの後泉の広場のすぐ横の古潭で食べたやつ。ライブ後完全にエネルギーを使い切ってたし汗もたくさんかいた後なのでとにかくラーメンがうまかった。ビールをつけなかったのは僅かな理性。つけたら優勝した代わりに帰れなくなってたと思う。
思ったより行数稼げなさそうなのでもう1回貼っておきます。しかしラーメン+餃子+白ご飯ってデブが捗る感じでいいのかって気もする。まあライブで相当カロリー消費したので許して。
そろそろいいですかね。
曲
今回のセットリストはこういう感じで、半分くらいがアルバムの曲だった。
www.setlist.fm
ジーのドラムはパワフルだしハーマンのアーミングも豪快。サムとのツインリードはこれだよなー待ってましたという感じ。
しかしドラフォだとやっぱりクサい歌詞を大合唱する楽しさがあって、そういう意味では歌詞うろ覚えじゃなくてちゃんと覚えて行きましょうねという感じでもあった。Judgement Day のサビの "We are the masters of the universe" とか、 Black Fire のサビ最後のそのまんま "black fire" とかは異常に一体感があった。これは僕だけの話ではなくて、 Cry Thunder で客席に歌詞振った時にその「Cry Thunder」以外のフレーズみんな全然歌えてなかったのはすみません……って感じ。 Cry Thunder といえば、客席を区切ってブロックごとに Cry Thunder って叫んだのも楽しかった。
その Black Fire なんかは Valley of Dammed の曲だからけっこう古くて、曲の前の MC でマークも Valley of Dammed から久々の曲をやるぜ、というような MC だった。まあ昔のアルバムのタイトルトラック連発という意味では2015年の時の方がすごかったのだけど。
去年発売したMaximum Overloadのツアーということなのでアルバム曲多かったけど、古いアルバムからの曲も沢山聞けてすごくよかった。Heroes of Our Timeからのタイトルトラック連発は完全に激アツでしょ、という感じだった。
DragonForce Maximum Overload World Tour Japan 2015 大阪公演に行ってきた - 平常運転
そういえば上記のセットリストのページにはなかったけど、途中でベースのフレドリックのギター(!)ソロタイムがあった。あとジーのドラムソロも。フレドリックのソロタイムではソニックのギターで登場したのでまず絵面(ギターがめっちゃ小さく見える!)から面白いし、学園天国のフレーズ、RYDEEN、マリオのBGM、(ソニックよく知らないけど多分雰囲気的に)ソニックのBGMなどいろいろ弾きたくっていってめっちゃ面白かった。
日本から小さいお土産持ってきたよ、この素晴らしい Sonic SN-25th!! どうもありがとう、ESP!! ライブで使うからね!!@ESPGuitarsJP @sonic_hedgehog @Peavey @DragonForce pic.twitter.com/FHUaES3s71
— Frédéric Leclercq (@fredleclercq) 2017年3月11日
アンコールの呼び込みはなんかぐだぐだしてしまったのだけど、曲は最高。1曲目は ZIGGY のカバーの GLORIA 。もともと今回のアルバムの日本版のボーナストラックだったんだけど期待を裏切らずアンコールに登場。大合唱が無限に楽しい曲。そういえばこの曲の前に「日本のためにカバーしました」って前振りだったんだけど、最初サムがファミマの入店チャイムのメロディーを弾いて「ファミマだぜ〜〜」ってやられたのには爆笑してしまった。次はセブンイレブンらしい。
そして最後を飾るのはもちろん Through the Fire and Flames 。そーふぁーらーうぇー。10年前くらい?からとにかく一番聞いてきたドラフォの曲なので楽しさマックス。最後だしということでサークルモッシュもちょっとだけ突っ込んだ。まあモッシュ楽しいんだけど一瞬でめちゃめちゃ体力を失ったので、ソロの途中から少し後ろに下がって見ていた。後ろから見ると見え方聞こえ方が全然違って面白い。
しかし後ろに下がってしまったことで、終わった後のメンバーとのハイタッチチャンスを逃してしまった気はする。サークルモッシュ行く前の場所をキープしてたら最後にハイタッチできたのではないかという気もやや……
まとめて
とにかく体は疲れ切ったのだけどめっちゃ楽しかった。ヴァジームはまた次の機会に見れると信じて……
平日夜のライブ、晩御飯食べずに挑むので終わる頃には完全にガス欠という問題がある
— じゅりあす (@ast_j) 2017年6月14日
リーチング・イントゥ・インフィニティ(初回限定盤)(DVD付)
- アーティスト: ドラゴンフォース,サム・トットマン,フレデリック・レクレルク,ハーマン・リ,ヴァディム・プルツァノフ,マーク・ハドソン,Juichi Morishige
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: CD
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