買った。2021/5/21発売のやつです。
これまで iPad は iPad mini だけを持っており、これはこれで大変便利に使っていたのだけど(ギリギリ片手で持てるて薄くて軽いので電子書籍を読んだり調べ物するのにちょうどいい)、やっぱでっけえ iPad もほしいよなと前から思っていたところで新製品が出たのでうっかり買った。
my new gearじゃん pic.twitter.com/cLstXTiHpX
— じゅりあす (astj) (@ast_j) 2021年5月21日
とりあえず形から入ろうということで Magic Keyboard と Apple Pencil も買った。 Apple Pencil は第1世代と違って Lightning 端子にぶっささなくても磁石吸着で充電できてえらい以上って感じです。
感想
これが初 iPad Pro なので、今回の新モデルでどう変わったかとかは分からないわけだけど、そういう前提での感想はだいたいこういう感じ:
デカいし割と重い
はい。
ちなみに自宅作業時は iPad はタブレットアームで浮かべているのだけど、今まで使ってたアームでは 12.9 インチは無理だったので新しいのを買った。流石にデカくて重くて高級品なので激安スタンド/アームを見繕うのは恐くて、K&Mのにした。
こんな感じで浮かべてる。
Apple Pencil を吸着させるところとアームで保持するところが被ってるという問題はあるのだけど、激しく揺らす前提でなければ Apple Pencil ごとアームで挟んでしまえばまあいいかという感じ。頻繁に Pencil 付け外しする人は他のアームを見繕った方がいいと思う。
画面は綺麗ですごい
小学生並の感想。これが噂のミニLEDなのかな〜〜〜とか言って喜んでる。
具体的な使い道が思いつかなくても、とりあえず Mac の横に浮かべておけば Sidecar でサブディスプレイとして使うこともできて便利。サブディスプレイがほしいだけなら安いモバイルディスプレイを買えば良い?それはそう。
ただ、 iPad の画面は横向きにしてもワイドではないので、たとえばシネスコの横長の映画とかを見ると流石に上下の帯が勿体ない気持ちになる。具体的には Prime Video で見たヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qです。
パソコンではない
買った動機の所で触れてなかったけど、しばらく前に私物の MacBook Pro を Mac mini で置き換えていて、完全なプライベートで使うノートパソコンがなくなっていたという背景のもと、ノートパソコン的な使い方ができるといいな〜という期待もあって Magic Keyboard も買っていたというのがある。
あるのだけど、物理的・システム的両方の観点から、この目的は果たせなかったと思っている。
まず物理的なところでいうと、 Magic Keyboard だとキーボード面というかトラックパッド部分の奥行きが MacBook より狭いので、パームレスト的なところが狭い。まあ机の上ならまだいいんだけど、膝の上に載せてガシガシ文字やコードを書こうと思うとこれでは窮屈だった。
あとはソフト的なところ。まず買う前から予想されていた問題は ATOK が外付けキーボードでは使えないこと(ATOK が悪いというよりは iPad OS 自体の制限っぽい?)。
Smart Keyboardを含め、ハードウェアキーボードによる入力は、他社製キーボードには認められていません。
iOS向け日本語入力システム ATOK for iOS|JustSystems
まあ厳密には ATOK そのもので無くても良いんだけど、 ATOK で文字入力してるときと同じ感覚で変換キーやショートカットキーが効いてくれないことのストレスがやっぱりきつい。ソフトウェアキーボードでちまちま入力してるときは気にならないのだけど、ガシガシ日本語を書くのはぼくはちょっとしんどかった。なのでこのブログも Mac で書いている。また、普段 Mac を使ってるのでキーボードショートカットの類いはだいたい同じ感覚で使えてそれは助かってるのだけど、 Mac でデフォルトと変更してるショートカットが iPad では変更できなくて困る、みたいなのもある(Emacs キーバインドとの衝突を避けるために入力ソース切り替えを Cmd + Space にしている、とか……)
で、それとは別の問題としてはこれ。
iPad Pro わかってきたけど、スペック高かろうがデカかろうがキーボードくっつけてみようが、やっぱりパソコンではなく iOS (iPad OS) デバイスだな〜って感じで、もうちょっと端的に言うとマルチタスクが一級市民ではないって感じ
— じゅりあす (astj) (@ast_j) 2021年5月23日
例えば何かブラウザで資料を表示しながらテキストを書くみたいなのは一応画面分割とかできなくはないけど、基本的には同時に一つのアプリを使うのが前提って感じで、ウインドウを画面にわさわさ並べられるパソコンとは考え方が違うんだな、みたいな
— じゅりあす (astj) (@ast_j) 2021年5月23日
まあこれも分かってたやろって話ではあるのだけど。
そういう感じなので、 Magic Keyboard は買って1時間くらいで取り外されて iPad は前述のアームに宙吊りにされている。まあ将来これを外に持ち出すことが出てくるならケース用途メインで復活すると思う(けど、白の Magic Keyboard をガシガシ鞄に入れるの恐くて結局さらにケース買ってしまいそう……)。
デカくていいと思う
まあ iPad Pro は1台持ってみたかったしこれはこれで全然いいんだけど、次に新型 MacBook Pro 登場!とか来たら「やっぱオレが一番必要なのはノートの Mac だな〜」って言いながら買ってしまう可能性が140%(私物を1台買うのはほぼ確定で、会社のを同時に買い換えるのが50%)
— じゅりあす (astj) (@ast_j) 2021年5月23日
総括としてはそういう感じ。最低限のバリューはサブディスプレイや綺麗な画面で動画見るやつ、あとは Zoom とかビデオ通話するやつとして担保しつつ、大迫力系ゲームとかクリエイティブ系のアプリとかを試してお値段分のバリューをこれから探していきたい。きっと絵を描く人だと Apple Pencil との組み合わせで一瞬で発揮できるんだろうけど僕はそうではない……