3/4 に行われた YAPC::Kansai で Perl6 の話をしてきました。 "Perl6 で Web Application Framework をつくる" というタイトルで、 Sinatra っぽい簡易 Web フレームワークの簡易実装 Sixatra を紹介する、という発表でした。
よくよく考えると、社外で開催されるカンファレンスで LT ではないトークをするのは実は初めてでした。はてなエンジニアセミナーでのトークや、社外でもLTはあった。今回のトークのテーマが「温故知新」であることは実は忘れていたんですが、温故の側に寄った興味深いトークが色々あった中で、"新"というか夢の世界というか、なんというかそういう感じの話で花を添えられたら幸いです。別に花を添える為にトークしているわけではない。
トークの中でも触れましたが、 Perl 6 で Web 開発するために必要なコンポーネントは現状でも一通りは揃っています。尤も、本番投入可能な水準に達している物はあまり多くなくて、趣味で触って動くねやったー、という物が多いのも事実です。まあそもそも Perl6 自体がまだそういうフェイズではないという評価からするとやむなしという感じ。 Sixatra もそういう状態なので今すぐ本番投入!というものでは残念ながらありませんが、 Sinatra like な簡単な文法で Perl6 で Web アプリケーションを書き始められる起点としては使っていただけるのではないでしょうか。尤も、今はちょっと発表が終わったと言うことで気が抜けて手が止まっていますが、 Sixatra もふつうに使える軽量フレームワークにしていきたいという気持ちがあります。
他のトークも興味深いトークが山盛りでよかったですね。Perl の話あり、言語に寄らない Web 開発の話ありと YAPC らしく大変学びに溢れた一日だったと思います。あと大阪は近くて最高。
次は福岡とのこと。テーマは"未来"らしいですね。 Perl6 と指名されてしまったのでなにかまたトークしたい。ということでまたネタを仕入れておこうと思います。
・新モジュールありPerl6あり、未来に向けたPerlの話
http://yapcjapan.org/2017fukuoka/
・これからますます重要になる、セキュリティに関する話
・新しい働き方、新しい技術といった、未知の世界の話