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ワルキューレ1stライブ「Walküre Attack!」 の名古屋公演に行ってきた

今年入ってからアニソンライブの雑食っぷりがどんどん加速してますが今回はマクロスΔです。

8/21 にあったワルキューレの1stライブのうち名古屋公演に行ってきた。

macross.jp

めっちゃ良かったので感想を書こうと思うけど、ライブの中身のネタバレされたくない人はこの辺でブラウザバックしてください。まだツアー途中なので、ここまでの公演行ってなくて今後の公演行こうとしている人は特に気をつけてくださいというかんじ。ネタバレしてない感想でいうと

  • 2時間くらいでした
  • すごく良かった

という感じです。
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不自然に写真を貼ってスクロール距離稼ぎましたがそろそろネタバレして大丈夫でしょうか。それでは感想の話を始めます。

会場

今回のツアーは東名阪すべて Zepp でのライブで、なので名古屋公演は Zepp 名古屋だった。

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これは終演後に撮った写真。"go" の灯りがついてなくて Zepp Naya になってしまってる。
大阪は日程的に行けなかったので名古屋でチケット抽選に申し込んで無事当たったのだけど、入場番号は1300番台でめっちゃ後ろの方。正直発券して入場番号を見た時はあちゃーという感じもあった。ただ、入場の入り口が後方じゃなくて前方側面の入り口からだったこともあって、後ろの方の番号で入ったけどそこそこいい場所に潜り込めていた。入場列に並んだときは自分より先に入場する人の多さに結構うげーとなっていたのだけど、無事入場できて助かったという感じ。

ステージは三段で、ステージ自体には電飾されておらず、プロジェクションマッピングで見た目の変化をつけるセットだった。けっこう高さのあるステージセット自体がスクリーンにもなる構成はなるほどなー、という感じでおもしろかった。

ライブ

まず一番の感想でいうと、めっちゃ上手かったしめっちゃ楽しかった。本業歌手の JUNNA さんはとにかく、残りの4人は声優さんだからと少し見くびっていた向きもあったのだけど、メインボーカルパートはもちろんコーラスワークもきれいに決まっていて、CD を聞き慣れた耳でもまったく聞き劣りしないパフォーマンスだったと思う。

ライブ本編はキャスト本人としてではなく、キャラクター=劇中のワルキューレのライブとして進んでいく。最初はフレイア以外の4人の 恋! ハレイション THE WAR で開幕。開演前にパンフレットをぱらぱらと見ていたところハモりも頑張るということだったのでどれどれ、という気持ちだったのだけど、いきなりばっちり決まったハーモニーと特に JUNNA さんの歌声のパワーを見せつけられて、いきなりこれはすごいぞ、と思わされた。JUNNA さんは他のメンバーと比べて歌のスタイルもパワーも全然違っていて、まあ最初からそういうメンバー構成だし CD 音源でも分かっていたのだけど、ライブで生で聞くとやっぱり迫力があってとてもよかった。

そこから(劇中の流れ通りに)新メンバーとしてフレイアが紹介されて、フレイアをセンターに据えての 不確定性☆COSMIC MOVEMENT 。ぼくはワルキューレの中だとフレイアがキャラ的にも歌声的にも一番お気に入りなので、ここでフレイア役の鈴木さんが出てきてよっしゃきたという感じ。フレイア抜きの4人のワルキューレが完全にワルキューレだったのに負けず、鈴木さんもばっちりとフレイアだった。ワルキューレは JUNNA さんと鈴木さんのツートップという構成が多くて、単純に歌の迫力とかでぶつかると鈴木さんが当たり負けしてしまいそうだけど、JUNNA さん以外の4人は良い意味でキャラソンっぽく振ってあることでそこの衝突を避けているのだろうなあと思ったりしながら聞いていた。ゴキゲンな 不確定性☆COSMIC MOVEMENT から、劇中での使われ方がめっちゃアツかった 僕らの戦場 、NEO STREAM と続いてきて、5人のワルキューレの歌声、ハーモニー、踊りを加えたパフォーマンスを堪能した。

そこまでいったところで一段落すると、ステージにはマキナ/西田さんとレイナ/東山さんだけの2人だけが並んで ジリティック♡BEGINNER 。間奏のところのふたりの掛け合いとかがすごくキュートでよかった。そこからソロに突入していって、マキナの おにゃの子girls 、レイナの Silent Hacker とソロ2曲。どっちも音源になってないからあまり聞き込めていなかったのだけど、それでもふつうに楽しかった。
西田さんはライブイベントに出るのはこのワルキューレのライブが初めて、ということだったのだけれど、ステージのパフォーマンスではそれを感じさせなかったし、なによりステージから観客のことをいちばんよく見ているなと思ったし、手を振ったりのファンサービスも結構たくさんあって、いわゆるアイドル的な文脈で一番ステージ上で存在感があったのは西田さんじゃないかなと思う。下手側だと西田さんが来ることが多いからそう思ったというのもありそうで、もしかしたら上手側だと印象がまた違ったのかも知れないけど。。
東山さんはアイマス(シンデレラ)のステージでも見たことがあって、パフォーマンスのよさは知っているつもりだったけれど、今回特にダンスのキレがやっぱすごいな、と思わされた。5人のダンスは遠目に見てるとそんなに違いが分からなかったりするのだけど、近い側に来た時の踊りを見ていると人によってやっぱり少しずつ違っていて、東山さんは他の人と比べて素人目にもキレが良いなー、と思った。あと、これは安野さんとかもなのだけど、いわゆるオタク相手のアニソンライブの煽り慣れしている感じがしてちょっと面白かった(良かった)。ぎゃくに JUNNA さんあたりはけっこう丁寧に観客からの声を拾おうとしていたりして、いわゆるオタクライブならもうちょっと流していった方がいいんじゃないかなという感じもあったのだけど、そういう素朴なところも微笑ましい感じがあった。

ソロが2曲来たので次は何かな、次もソロかな、と思って待っていたところ、ここでおもむろにアニメのフレイアの誕生日祝いのところの映像が流れて、そこからアニメのシーンと同じようにフレイア/鈴木さんのソロで God Bless You 。アニメのこの曲のシーンのフレイアがとにかく愛おしいのだけれど、そんなフレイアを表現するライブでの歌声もすごく綺麗でよかった。ちなみに今アニメのそのシーン(16話)を見ながらこのエントリを書いている。鈴木さんは笑顔ですごく楽しそうに歌っているのがここまでずっと印象的だったのだけど、この曲ではすごいエモーショナルな気持ちが乗っていたと思う。フレイアのキュート、元気な側面だけじゃなくて、こういう歌い上げる側面もライブで聞けたのはやっぱり嬉しかったし、こと God Bless You に関しては生の歌声が音源よりもずっと素敵だった。

各メンバーのソロが順番に回ってきてるとなると、自然に考えるとカナメ/安野さんのソロも回ってくるだろうと想像がつくのだけれど、そうなると曲はとうぜん AXIA であろうという話である。なんならマキナのソロが来た時点からどこかでは来るぞ……!と心の隅でずっと思っていた。AXIA は曲自体もすごくよいのだけど、劇中での使われ方が使われ方なので、雰囲気の高まってきた状態で聞くとメッサー中尉の最期を思い出して極まってくる曲でもあって、この曲が来た時にはいろんな意味で来たかー、と思わされてしまった。安野さんの歌も良くて、それはとても良いのだけれど、途中から背後のスクリーンにメッサー中尉の最期の戦いのシーンが映し出されたり、パーソナルカラー黄色の安野さんのソロなのに照明の色がメッサー中尉の色の青になっていたりして、とにかく演出でも泣かせに来ているという状態で極まっていた。曲が終わったところであちこちから「メッサー!」と声が上がっていたけど大変に「わかる。。。」という状態だった。
そしてそこからの GIRAFFE BLUES で完全にメッサー中尉を送るモードになっていると、追い打ちをかけるかのごとく安野さんが登場して落ちサビのところ(たぶん)は CD では入ってなかった安野さんのソロ。完全にトドメである。AXIA からのこの繋ぎはずるいで……としか言い様がない感じだった。

ここで再びアニメの映像が入って、"風の歌"が流れる。ステージ上のダンサーさんがヴァール化された人々って感じのダンスを踊っていたのだけど、なんとなくちょっと笑ってしまった。そこから、お馴染みのイントロとともに JUNNA さんが登場して いけないボーダーライン! この曲はもちろん好きなんだけど、ライブでここまで盛り上がれるとは自分でも思ってなくて、おお、まじか、という感じ。直前がバラード〆だったギャップもあって、ここから一気に客席もヒートアップという感じ。この曲で特に顕著だったのだけど、 JUNNA さんのソロパートではフレーズの歌い終わりで譜割を大胆に崩していて、その格好良さと迫力がライブ感をさらに増していてよかったと思う。
そして Walküre Attack! ! この曲はとにかく速くてツーバスで格好良くて最高という知性の無い理由で大好きなので大喜びである。CD を家で聞いてても大盛り上がりする曲なのでライブで聞けば当然最高だろうと思っていた期待を裏切らず最高。直前のいけない〜で既にボルテージ上がっていたのもあって最高の状態だった。
その後もどんどん続いて、破滅の純情、絶対零度θノヴァティック、一度だけの恋なら、と OP や ED 曲がどんどんでてきてめっちゃいい状態。しかし絶対零度〜はコーラスワークがとにかく難しそうだった。

フレイア/鈴木さんだけはけて4人(JUNNA さんがほぼ喋ってなかったので実質3人)の MC で場を繋いでいて何があるのかな、と思ったところで鈴木さんが髪にルン(のピン)をつけて登場! 手元のスイッチか何かで光らせることも出来るようで、ルンピカー!と点灯して本編ラストの曲の ルンがピカッと光ったら に。不確定性〜 もゴキゲン感あったけど、ノリのよさゴキゲンさという意味だとやっぱりこの曲が一番。サビで wow wow~ ってところをみんなで合唱?するのも大変たのしかった。wow wow~ に関してはワルキューレでのコーラスワークを聞きたかった自分がいた一方で、まあみんなで歌うのが楽しいのは言うまでも無いというかんじ。

その後アンコールということで再び演者のみなさんがステージに戻ってきて MC コーナーだったのだけど、この MC コーナーが思った以上にボリュームあったw まぁライブ本編はキャラクターとして通しきって、このアンコールの場がキャストとして MC できる唯一のタイミング、ということだったのだろうけど、中部出身のメンバーが多いことから地元への縁の話、ここまでのライブの感想などいろんな話をきけた。
最後は1曲目の 恋! ハレイション THE WAR をフレイア入りの5人で歌って〆。楽しい曲で2回目ともなると客席のノリも1回目よりまとまってる/あったまってるということですごく楽しかった。 JUNNA さんのダンスのキレが落ちてたり、鈴木さんが一度歌入りそびれたりと、ちょっとおつかれ感はあったものの楽しいライブの〆だった。

ふりかえり

家で酒飲みながらライブ思い出してこのエントリを書いてて酔っ払ってるのもあるかもしれないけど、とにかくライブが楽しかった幸福感でいっぱいである。大好きなワルキューレの曲をたくさん聴けたのももちろんとても良かったし、ソロボーカルもコーラスワークも、そしてダンスやステージング含めて堪能できて楽しいライブだった。今回の残りの東京公演は縁が無いのだけれど、本編完結後にもう一回くらいはライブやるのではないかと勝手に睨んでいるので、その時はぜひ行きたいなーと思っている。

その他、雑多な話

開演前に、ヴァール化を防ぐ為に銀河林檎と水を同時に摂取しないようにとか、ワルキューレサインで腱鞘炎にならないように、暴れ出したらヴァール化と見なして鎮圧する、などの劇中の「ワクチンライブ」を踏まえた遊び心あるレイナ(役の東山さん)のアナウンスがあって開演前にひと笑いした。最後の MC では「ヴァール化鎮圧された?」と観客に向かって問いかける一幕があったり、ライブが終わった後スクリーンに「ヴァール鎮圧完了」と表示されたりしてさらにニッコリという感じ。我々は暴徒である!!!!


なんか上でうまいこと書くところがなくて書きそびれていたのでここで書いておくけれど、安野さんが曲中の歌ってないときとかに曲に乗って体を動かしてるときの感じがすごくよかった。ステージを見ているとき、(特にメインを)歌ってるときの演者さんに注目するのはある意味当然なのだけれど、それ以外のポジションの人のノり方や動き方にも目をやると、中央だけではないステージ全体を楽しめるような気がしていて割と見るのが好きだったりする。


アニソンライブ、声優ライブにおけるコールを華と取るか鬱陶しいと取るかは人次第曲次第でいろいろあると思うのだけど、この日のライブだと原曲に入ってる合いの手や「いかにも」ってタイミングで時々入る程度で、コールがそもそも大嫌いという人でなければ邪魔すぎずでちょうどいい塩梅だったんじゃないかなーと思った。ディープめな現場だとコールやヤジが激しすぎてつらい気持ちになることもあるのだけれど、この辺はさすがマクロスなんだろうなあと思ったりしてた。


今回朝寝坊したので行きも新幹線、帰りは鈍行でもまだ帰れたけど翌日仕事なので新幹線ということで京都名古屋間を往復ともに新幹線にしたらとにかく楽で、下手すれば大阪に出るより楽くらいで大変よかったのだけど、それを支えているのは新幹線の特急券代である、ということは肝に銘じておこうと思った。。。