見てきたよ。
マクロスΔの映画見てきたので感情になってるしこれは4月のライブ這ってでも行く
— じゅりあす (astj) (@ast_j) 2021年10月9日
ネタバレではない感想として劇中歌どれも全部よかったからご自宅でも今すぐ聞きたい
— じゅりあす (astj) (@ast_j) 2021年10月9日
他にネタバレのない感想として書けるのは、マクロスΔが好きな人はうっかりネタバレ踏む前に全員見てくれ!!!!というくらい。
以下はネタバレでやるので見てない人は離脱して下さいね。
そろそろ書きます。
何よりまずフレイアの死を悼んでぼくは泣いている。。元々好きだったマクロスシリーズの中で本作のどこに一番惹かれたかというとフレイアのキュートで元気なキャラクター性であり歌声であったので、そのキュートさ元気さがぶんまわってる冒頭はめちゃめちゃ魅力的だったし、中盤以降の痛ましい姿は見ているのが苦しかった。「そうはいっても最後に救いがあるんでしょう」と思っていたけれど、結局彼女の身そのものへの救いがなかったのは悲しかった。メインヒロインに対してこういうことをやりきった制作陣のメッセージはうかがい知れるし意欲的だとも思うものの、やはり物語はハッピーに終わってほしいなという気持ちはどうしても拭えない。物語の良し悪し、生き様のどうこうを語る前にまずその悲しさ自体は書いておかないと気が済まなかった。。
という上で。
前述したようなフレイアの結末を含めて、マクロスΔこれにて完!!!!!!でしたね。劇場版前作で回収しなかったハヤテの父親まわりの話も出てきたし、レディ・Mについてもかなり踏み込んだ感じだった。
テレビ版より恋愛的にはやや抑えた描写だったハヤテとフレイアの関係も今作でやりきった、というのは確かだろう。ウィンダミア人とヒトの種族間の寿命や価値観の違い、みたいな話はマクロスらしいテーマでよかったと思うけど、そのあたりはテレビ版から周回することで背景を補強しないと映画版だけだとやっぱり駆け足だったかな〜という気もする。今から見返すか迷っている。
最後まで歌って命の炎を燃やしきったフレイアの姿への感傷は前述したとおりで、今回はすごく直接的かつ衝撃的だったけど、よくよく思い返せば間接的にはテレビ版から何度も描かれてきたのよなあ、というのは、見終わった後家で"風は予告なく吹く"あたりを聞きながら思ったりもした。そういう意味でも、やはり本作はΔの主題を描ききったということなんだろう。
あの終わり方からルン花(と略していいのか?)でエンドロールに入ったのにはおいおいと思ったけど、その後のラストシーンに救われたところはある。フレイアは歌う。
闇ワルキューレこと Yami_Q_ray はてっきりもっと人格を持って暴れるのかと思ってたら予想外な感じだった。あとキャストも別になるのかと思ったけどワルキューレと同じキャストだった。シャロン・アップル周りが改めてピックアップされたのは、後述のマックス共々劇場版のお祭りクロスオーバーっぽい感じでよかった。 Yami_Q_ray だけでなくワルキューレの方ともども、いろんな歌が劇中流れたけど初見だとあわあわしてなかなか集中できなかったので CD とかで改めてじっくり聞きたい。
ボーグがΔ小隊に加入してるのはおもしろかったけど、折角だからもっとワルキューレの面々との交流があればよかったのになあと思う(展開的に難しかったろうというのはわかる)。
マックスが登場することは予告されてたものの、まさかエキセドルもいるとは思わなくてびっくりしたし、マクロス7も好きだったので久々に参謀が見れてうれしかった。しかしマックスは演習の後胸を押さえて苦しむ様子を見せたのにその後特に回収されず最終決戦で元気に飛んでていて、なんというか「らしい」なという感じだった。僕も人生で一度くらいは「ただの天才だ」と言ってみたい。パンフレットとかを読んだところによるとアーネスト艦長の代わりの艦長役という意味合いもあったようだけど、結局最後は艦長役を放り出しているのがなんともいえず味が深いと思う。そういうとこやぞ。
マクロスの大事な華である戦闘シーンの3DCGはスピード感も迫力もあって見応えがあってよかった。2Dアニメは時々作画の怪しくておいおいと思うこともあったのだけど。。
しかし改めて振り返ってもフレイアの結末はどうやったって悲しいし、ワルキューレの元気いっぱいの楽曲を聴いてもどこかで心に影が差してしまう。4月の次のライブはなんとしても行かねばという気持ちだし、そこで僕はどんな気持ちになるのだろうか。無事行けたとして感情をぐちゃぐちゃにして会場から出てくることは容易に予想される。
という書き切ったつもりになってすっかり忘れていたけど、本作はマクロスFの短編も同時上映だった。内容についてはコメントが難しいのだけれど、Fの続きの世界が見れたというだけでもまず嬉しい。ランカの新曲がシェリルっぽい感じだったのもよかったと思う。伝わります??
10/10 舞台挨拶中継回で2回目見てきたので追記
どうでもいい話ばかりなんだけど。
初回は気付かなかったけど、初代マクロスからの登場キャラであるマックス(やエキセドル)はレディMに何を思うのか…というのはふと考えてみるとおもしろい気もする。
マクロスFの新曲(時の迷宮)のサビで出てくる電話?番号が1番はアルトだけど2番はシェリルで、最後またアルトに戻るのか!というのは、パンフレットを踏まえて2回目見てなるほど〜と思ったところだった。
エンディングのルン花は初回は突飛だなと思った(前述)のだけど、2回目を見て舞台挨拶を聞いて家でCDを改めて聞き返すと一見したポジティブさの裏にある、劇中のフレイアに重なる駆け抜ける思いにだんだん泣けてくるな〜と思って来た。単に今ならフレイアの歌なら何を聞いても泣けるという話かもしれないけど。ラスサビの歌詞に胸を突き刺される思いがする。