気がつけばバンドリは10周年、ポピパも10周年。僕がポピパ(当時はまだその名前もなかったけど)のライブに初めて行ってからも10年弱。
10周年ライブはポピパ3度目の武道館ということで感激しながら行って、感動しながら帰ってきた。

行く前
近年自分が行ってたライブや触ってたコンテンツが10周年15周年…と迎えることがまま増えてきたんだけど、ほぼ初期からライブに行ってきたポピパの10周年ともなるとめちゃめちゃ感慨深い。
元々良い体験ができることは疑ってなかったのだけど、数日前にチケットの座席がめちゃいい席だと分かったこともあり、かなりドキドキしながら当日を迎えてた。
月曜にポピパのライブ見に行くにあたって過去のライブ映像を全部見るマラソンやるぞ〜などと軽率に始めたけど普通に間に合わないのでは?と気付いてきた。多分このブルーレイボックスに26時間ぶんくらい映像入ってない?
— じゅりあす (astj) (@ast_j) 2025年5月24日
威張る話では全くないのだけど普段はライブを見に行く前日だからといってソワソワすることもそんななくなっていて、しかし流石に今日はかなり†仕上がって†きている。あとちょっと自制心がなかったら全身に家中の膨大なライブグッズを全て装着した妖怪になっていたでしょう
— じゅりあす (astj) (@ast_j) 2025年5月25日
多分やらないであろう曲のための応援グッズとかも目についたらとりあえず荷物に入れたり、あるいはそもそも鞄に普段ならやらないくらいグッズをつけたり、ドキドキしているというよりはむしろ浮かれているというのが正しい。
なんか極まったエントリも書いてた。
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行った
僕の大好きなポピパの全力のライブがあった。ライブのいろんな瞬間にいろんな思い出があって正直まとまらないのだけど、全編においてずっとハッピーで、そしてそこそこな頻度で感激し続けていた。開幕のときエクで感動し、 Live Beyond!! で感動し、STAR BEAT! では感極まっており……みたいな。それはいつも通りかも? 懐かしめの曲が多かったのも聞いてるこちらの身体によく馴染んでるので嬉しかった。
ちょっと前までは10周年で終わると思ってたというMCでの言及があって、客の側の僕もうっすらそうかもと思ってたけど、まだまだやりまっせという感じだったのは大変ありがたかった。そういう感じだからこそ、終盤のエモい曲でも(感激して泣いてはいたのだけども……)過度に感傷的にならずに眼前のアニバーサリーライブをポジティブに満喫することができた。
そしてとにかく席が良すぎた。センターステージだった過去2回の武道館公演と違ってふつうにエンドステージだったのだけど、そのメインステージの目の前のアリーナ前列だった。流石にど真ん中ではなかった(そもそもど真ん中は花道が延びていた)けど、ベースの西本さんの立ち位置のほぼほぼ正面かぶりつきみたいな席。
1回目の武道館のときもすごくいい席だったのだけど、あのときはセンターステージかつステージのいろんな方角を向いて演奏してたので自分の目の前にはいなかった時間もけっこう長くて、いっぽう今回は大半の時間で目の前にポピパがいた訳で、至近距離からポピパのステージを浴びるという意味では多分過去一だったんじゃないか。
これだけいいライブでいい席の巡り合わせだったのは本当に幸運。今年後半どんなに不運でも文句言いません。
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近年、ポピパのライブは決して良席じゃなくても幸福に楽しめるので席の近い遠いはそんなに大事なことじゃないという態度でいたのだけど、勿論素晴らしい席でライブを見られれば素晴らしいに決まっている、という当たり前のことを再確認した。
特に、西本さんの正面だったのでめちゃめちゃ西本さんのパフォーマンスを見て、とにかくこの日の西本さんはキラキラドキドキしてた。表情や演奏中の様々な所作からライブを楽しんでおられるのが全力で表現されてて大変眩しかった。
ロックナンバーでのギラギラバチバチの所作もすごくアツくて、TARINAIでバキバキに歪んだ爆音のベースが鳴りだしたときはなんなら爆笑してしまったけど、決してそれだけじゃなくてライブ全編にわたって武道館のステージでいきいきと演奏されていたのがとても良かった。
で、これは後から思ったのだけど、この西本さんのいきいきとしたステージ運びは僕がバンドリの初期のライブに行って刺さった初期衝動(のひとつ)だったなと思い返した。ポピパの中での一推しは愛美さんであり香澄なんだけど、左右の大塚さん西本さんのいきいきとしたライブでの姿があってこそ好きになったのも間違いなくて、それを久々に存分に浴びたライブだった。
ここから先、まとまらない短い話を並べて書く。
ときエク開幕で愛美さんが「ぶどうかーん!」と叫んで始まるのが最初の武道館と同じ流れですごく嬉しかった。ちょうど今(5/29夜)やってる生配信で語られてるところによると曲順も叫ぶのも意図的に最初の武道館に重ねていたとのことで、素晴らしい演出だった。
前述したように思ってた以上に曲数ボリュームのある構成で大変嬉しかったのだけど、長いMCや幕間映像で座って休憩する機会がいつもの想像よりも少なく、おまけに良い席でテンションも上がっているものだから体力的には想定よりもだいぶハードな体験だった。なんなら中盤ちょっと息苦しくて辛かったくらい。これで若干ライブに集中できなかった瞬間があったのが勿体ない。ライブ中に胸が苦しくなる(※恋ではない)のに初めて遭遇した。
センターステージで演奏してた曲も何曲かあって、そうなると(席が前過ぎるので)振り返ってステージ背後から見ることになって正面は見えなかったのだけど、そうなると大橋さんが割と正面に来て、普段後方でドラムを叩いてる大橋さんがすぐ近くでそれはそれで大変よかった。満面の笑顔でイキイキと演奏していて大変ハッピーだった。あと夏空のダンスがうますぎる。
最後のダブルアンコールがキズナミュージック♪なのはニクいなと思った。アンコールまで終わった時点では、「聞きたかったけど今回はないのかな、でもなくてもすごく楽しかったので文句は全く無いですよ」みたいな気持ちでいたんだけど、いざダブルアンコールの流れになるとこれしかない、これ聞かないと帰れないよね〜みたいな気持ちになってて現金なものだ。勿論めちゃめちゃ感激した。
この曲に限ったことではなかったのだけど、今回他のメンバーにボーカルを振るシーンが結構多かったのもよかった。
18時半開演では新幹線で当日中に帰るのは難しいかもと思いつつ一応終電を取っていたのだけど、ダブルアンコールが終わってすべて終演したら当然無理で、退場前にその場で即 EX 予約を開いて翌朝に新幹線の予約を変更することになった。月曜夜ということもあって近隣のホテルもそんなに高くなくて助かった。一応帰るつもりの態度だったとはいえ、Pokemon Sleep の睡眠計測のための Pokemon Go Plus+ を荷物に入れていたりして、我ながらあんまり帰る気がなかったな……とも思う。
キズナミュージック号泣終電キャンセルおじさんのお通りだよ!道を開けな!!
— じゅりあす (astj) (@ast_j) 2025年5月26日
行った後
翌朝の新幹線で京都に戻って、定時よりちょっと遅れて仕事をしつつ、配信チケットも買ってアーカイブを見たりしていた。自分が現地に行ったライブの映像を見るのはやや久しぶりだったけど、やっぱりだいぶ体験が違うなと思った。当たり前。