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ターミネーター:ニュー・フェイトを見てきた

!!!!!!!ネタバレする前に宣言するので序盤の文章は誰が読んでも安全です!!!!!!!

最近映画を見に行ってないことに気付いて、久々に何か見に行くかな〜と思ったところターミネーターの新作が公開されていたので見に行った。
まあ楽しめたかどうかでいうと楽しめたのだけど、なんというかなんともいえない読後感?後味?で映画館から帰る感じになった。

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www.foxmovies-jp.com

まだネタバレしないです

本編の感想に入る前の緩衝材セクションです。

実写の映画を滅多に見に行かない中で、何故かよくわからないけどターミネーターはT3以降映画を見ている。(しかし今気付いたんだけどT2ちゃんと見たことあるか怪しい気がする…………)
T3は子どもの頃に夏休みに暇つぶしのために父親と行った映画館でなんとなく見に行った記憶がある。T4は飛行機の中で見て、ジェニシスと本作はひとりで映画館に見に行くという感じになっている。

まあ緩衝材はこれくらいで。冒頭に貼った写真を繰り返してページの長さを稼ぐのでネタバレが嫌な人はここで離脱してください。

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感想

おおむねよかったとは思っている。アクションシーンは迫力あって手に汗握ったし、リンダ・ハミルトンの演じるサラもキマってて格好良かった。
なかなか T-800 が出てこない中、「このままじゃマズいけどT-800さえいればなんとか相討ちにはできるやろ」みたいな気持ちになってきたので、 T-800 登場シーンではなんだか安心してしまった。また、今回T3以降の歴史はなかったことになってるけど、グレースに関してはT4のマーカスやジェニシスのジョンを思い出して中盤までドキドキしてたりもした。
そうそう、そういえば銃の話題でのテキサスの文脈とかはオイオイ政治か?と笑っちゃった。

ただ、今作というよりはT3以降のシリーズ全体に言える話なのだけれど、劇中的にもメタ的にも、無事ハッピーエンドみたいな未来が来ることはもうないのだろうなあということを思ってしまったし、実際結末はまあまあ予定調和という感じだった。その作品中で「悪の」ターミネーターをどんだけがんばって倒しても根本的には解決しないし、よしんば未来を変えて今の世界線における原因を完全に取り除いても、今作のリージョンのような次の類似組織が出てきて結局同じような事態が繰り返されてしまう。またメタ的に言えばなにかあるたびに「T2の正当な続編」が作られ続けて世界線が変わり続ける。。。
T3以降ずっとそういう感じだったとは思うけれど、スカイネットのない世界線となっても結局同じことをやってる今作で今まで以上にそのことを感じながら劇場を出ることになった。なんというか娯楽作的な気分になれない気がするのよな。。。

あと、 T-800 が家庭を持ってるのには驚いたというか妙な気持ちになった。作品を重ねるごとにターミネーターに人間味が出てきているとはいえ今回は流石に「そ、そうか……」というような気持ち。サラに生き甲斐を与えるためというのもあんまりピンと来なかった。この辺人の親になってから見ると感想変わるんでしょうか(独身)。

以上

なんか微妙な話ばっかり書いちゃったけど、見に行って損したとかそういう気持ちではなくてふつうにおもしろかった。ただまぁ思うところ自体はあった訳で、仮に次があった時に今回のこの後味を覚えていたら迷う気がする。忘れてたら「ターミネーターの続きだし行くか〜」で行くだろうとは思う。