アイドルマスターのライブといえばキャストの声優さんが歌い踊る方のリアルライブを普段は指すのだけれど、最近はキャラクター達が歌い踊るバーチャルライブの試みも幾つか生まれている。そのうちの一つの、シンデレラガールズの new generations 主演のバーチャルライブを見に行ってきた。
まだ期間中なので一応具体的なセトリの話はしないでおこうと思います。期間が終わったら追記するかも。
会場が VR ZONE SHINJUKU の中なので、このライブ自体も VR なのかとちょっと思ってしまうけれどそうではない。身も蓋もなく実情を説明しておくと、ライブハウス風の空間のスクリーンに映し出されるキャラクターのライブ映像をライブに見立てているという感じである。オーディエンスの指示(サイリウムの色)で MC 内容に分岐はあれど、リアルタイムのインタラクションは特にないので、もしかするとバーチャルライブというくくりは少し誤解を招くかもしれない。
と開幕でハードルを下げた感じになるけれど。映像の雰囲気とかは公式の PV が割とわかりやすいかなと思う。ちなみにこの PV で流れている新曲 (Stage bye Stage) はめっちゃ大好きです。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS CG STAR LIVE Stage Bye Stage
- アーティスト: new generations[島村卯月×渋谷凛×本田未央]
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2018/07/18
- メディア: CD
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あと、公園の途中で撮影タイムがあるので撮った写真があるので貼ってみるけれど、これを見て何か雰囲気が分かるかというとあやしいな……
サイリウムの色で分岐のあるMC「教えて!シンデレラ」と前述の撮影タイムを含めてプログラムは全部で1時間ほど。僕が行った回では、 Stage bye Stage 以外はショートサイズで合計7曲くらいだった。ちなみにライブ前後のアナウンスは未央でした。
ライブの中身の感想なんだけれど、これは大人数の観客で「おれたちはニュージェネのリアルライブを見に来ているんだ」というロールプレイ感を高めるともっと楽しめるかなぁ、という感じのことを思った。というのも、このバーチャルライブは長期間1日何回も公演していることもあって、ぼくが見に行った回は日曜だけど観客は20人ほどで、少人数だとなんとなく気恥ずかしかったりして声を上げづらく*1、一方でステージ上(つまり映像)のアイドルは観客が盛り上がって拍手や歓声を上げる前提の間合いで振る舞っているので、観客席とステージ上にちょっと温度差があるみたいになってしまった。これが観客側が大人数でワイワイやったりして盛り上がり感がステージ上とマッチすると、このバーチャルライブが想像していた盛り上がり感を一番出せたんじゃないかなあと思ったりしている。
とはいえ、である。大好きなニュージェネの楽曲をアイドル達が歌い踊る姿をライブ(、あるいは現実的にはライブ「っぽい映像」)で見るとやっぱりおおっ、と新鮮な驚きがある。盛り上がり感や温度差みたいな話も上に書いたけれど、決して醒めてた訳でもない、というのはちゃんと書いておかないといけない。慣れ親しんだ曲でも3人がいきいきとキレキレで歌い踊り、またソロ曲では他の2人がバックダンサーを務めていたりする様子には、今までCDを聞いたりゲームや(声優さんの)ライブを見てきたのとは全然違う体験があった。セトリ隠した上で具体的な曲に平気で言及するけど、ミツボシの振り付けは見応えがあるのでミツボシやる回を見るときは楽しみにしてください。
上に貼った PV でも見れると思うけど、デレステや過去の765ゲームの客演時とは随分雰囲気の違う、ちょっと独特なタッチの3Dモデルなのが目を引く。頭身を含め最初はちょっと見慣れないなぁと思ったけれど、現実世界と地続きのライブ空間で踊ると説得力のあるビジュアルだったなと思う。こういう比較的現実の人間に近いスタイルで、かつ振り付けからも一人一人の個性や個人差を感じられたりするので、いつものゲームの映像より遙かに生の人間っぽい質感があった。あとボディラインがけっこうしっかり出る衣装だったのでドキドキしましたね……
でした
文章だけ読むと微妙に感じられてしまったかもしれない。確かに、リアルライブや、あるいはリアルタイムの相互作用があるバーチャルコンテンツと比べれば体験が至らないところはあったけれど、それでもそこにはニュージェネのライブがあったと言っていいとぼくは思っている。声優ライブとしてのアイドルマスターのライブも勿論大好きだけれど、765のバーチャルライブ(MR ST@GE!!)も含めてキャラクターライブの方向にも未来が広がっていけばいいなと期待している。
*1:スタッフさん?が後ろでめっちゃ歓声などを上げてくれており、それに助けられた感じもあった。しかしそれはそれで、売れてないアイドルのライブ会場を引っ張るオタクみたいな感じになってたのはちょっと面白い