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ガルパライブ&ガルパーティ!in東京に行ってきた

1月の話題を2月に書くのはこのブログではまだ早い方。次のバンドリのライブ(ハウステンボスSpecial Live 2018)に間に合わなかったけどまだ早い方。

バンドリのリズムゲーム、"バンドリ! ガールズバンドパーティ!"(ガルパ)のリアルイベントと併催ライブが1/13と1/14にあったので行ってきた。ガルパーティ自体は昨年に大阪でも開催されていたけれど、ガルパの名前を冠したライブはこれが初めて。Poppin'Party と Roselia は声優さんがリアルバンドで演奏しているということでライブの機会が今までもあったけれど、他のバンド楽曲がライブという形で披露されるのは今回がほぼ初めてだった。初めてライブで見聞きするビジュアルとパフォーマンスに心躍らせ、生バンドのバックバンドに驚き、 Poppin'Party と Roselia の新曲/初披露曲に胸が湧き、そして自分が Poppin'Party のライブが大好きということを再確認したバンドリ初めの2日間だった。

ここまで書いて思いだしたけどだいたいガルパライブの話。ガルパーティの話はあんまり出てこない。

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ガルパーティ

先にガルパーティの側の話をしておこう。多分そんなにボリューム取らないし。

ガルパーティ部分はまあ要するに展示とステージイベントで、何があったかはだいたい公式のアフターレポートを見てもらえれば十分そう。

bang-dream.bushimo.jp

ライブ衣装・機材展示は大阪のときもあったのだけど、いくつか大阪の時になかった機材も展示されていたのでそれは良かった。大阪の様子に言及したことないので知らんがなって感じだと思うけど、西本さんのシースルーピンクのSGベースと、愛美さんが武道館で使ったらしい Marshall のコンボアンプあたりは Poppin'Party 側の新顔だったはず。そういえばライブで西本さんシースルーのベース弾いてた気がするけど気のせいかな。まあ同じベースが複数本あるという可能性も大いにある。

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www.marshallblog.jp

また、今回は会場の等身大パネルがARマーカーになっていて、専用のアプリで撮るとキャラクターの会話が見れるということだった。頑張ってマーカー全部集めたけれど、実はイベント終了後に公式サイトでマーカーが公開されたので回収するだけなら手間要らなかった……

(ライブ以外の)ステージイベントもいろいろあったのだけれど、朝一発目の開会式と、2日目のポピラジ公開放送くらいしか結局見なかった。メインステージのホールは広かったのでゆったり見ていても良かったのだけど、折角東京に来たんだしとつい会場を出て他のことをしていた……

開会式やポピラジ公開放送などが行われたメインステージはガルパライブの会場そのままなので、やたらと広いステージの上でトークしているのはちょっと面白い感じがあった。まあ中身は他愛のない話が多いのだけれど、 Poppin'Party にしろ Roselia にしろ、5人揃ってトークしているところが見られるとほっこりするようなところがあってよかった。

BanG_Dream!

アンダーバーの入ってる方のバンドリ、つまり初期設定の話。
バンドリは2015年の終わりに一度設定のリブートをしていて、アニメやガルパはそのリブートした世界観の物なんだけれど、その初期設定時代に月刊ブシロードで連載されていた漫画の単行本がなんと今回のガルパーティに合わせて発売された。一般書籍流通ではなくてブシロードの自社流通とかそういう細かいことはまあいい。

実はこの話には布石があって、9月の東京ゲームショウで西本さんと Elements Garden の上松さん、そしてブシロード社長(当時)の木谷さんの3人でトークをしていたときに、この連載の単行本とイラスト集出したらほしいですか、という問いかけを壇上の木谷さんがしていた。そのトークをぼくは聞きに行っていたのでハイほしいです、というようなリアクションをしてたのだけど、そこから3ヶ月ちょっとして本当に発売されたのだ。実際9月の時点でどれくらい決まっていたのかは分からない訳で、木谷さんのはただのポーズだったのかもしれないし本当にあの場で観測気球を上げていたのかもしれないけれど、個人的にはこの件で木谷さんの株が爆上げだったりする。

この告知ツイートの画像になってるビジュアルだけで既に懐かしさに震えるものがある。確かこれは(ぼくが行けなかった)1stライブの告知の時にも使われてた画像のはず。

2015年版のバンドリといえば小説も刊行されていて、ちょうど去年の頭頃に感想をブログに書いていた。この感想を書いたときには漫画も新しく手に取れる形で発売されるとは思ってなかったのが下の文章から見てとれる。この小説この小説と漫画に書き換えるとだいたい今のぼくの気持ちと同じになるので引用して済ませたいけれど、今のバンドリ、ガルパの隆盛に至る前に存在した物がなかったことにされず存在しているというのは、古参(といって怒られないだろう)バンドリーマーとしては密かな喜びである。

今現在、生きているバンドリの情報やコンテンツとしてこの2015年版のバンドリに触れられる機会はこの小説以外にほぼない。今のライブやメディアミックス、そしてもうすぐ始まるアニメや春からのゲームでもきっとこの2015年版のバンドリに出会うことは望めなさそう。まあ今の2016年版のバンドリも好きなので、今得られるコンテンツが2016年版のバンドリであることには別に異存はないのだけれど、2015年に展開されていて、当時のぼくたちバンドリーマーが追いかけていた2015年版のバンドリが現在手に取れる形になっているのは嬉しいことだと思うし、あの2015年のバンドリの思い出を語るスナップショットだと思う。そういう2015年のバンドリを知る人たちには是非手にとって欲しいし*3、それとは関係なくふつうにバンドリが好きな人、興味のある人にも手にとってもらえるときっと楽しんで読めると思う。

BanG Dream! バンドリ 小説版は2015年版のバンドリの美しいスナップショットである - 平常運転

ガルパライブ

そしてライブの話。

先に曲数の話を済ませてしまうと、ライブの打ち出し方や事前の雰囲気と比べて流石にちょっと少ないでしょ、と思わざるを得ない曲数だった。各日5バンド(Poppin'Party と Roselia 以外はボーカルのみ)の出演者がいて、バンド組が3曲と4曲、ボーカルのみ組は1曲か2曲で合計11曲(+初日はオープニングアクト1曲)という曲数を以て、量的に満足できた人は残念ながら少なかろうと思う。折角だしコラボ曲も聞きたかったとか(ガルパーティ直前にガルパのメインストーリー最後まで解放してコラボ曲がゲーム中で初披露されたのは一体……という気持ちになった)、折角ガルパはカバー曲も売りなのだからカバー曲も聞きたかったとか、バンド組もふつうに曲数少なかったのでは、とかそういうことは言い始めると尽きないところがある。
とはいえ、その限られたボリューム感の中で、という前提条件をつければ中身の"質"はとても良かったし、「このライブはこれくらいのボリュームなんだ」という認識をした上で臨んだ2日目はそこは割り切って楽しめたので、上の段落の字面ほど全体の満足感は低くないことはちゃんと書いておきたい。むしろ2日目終わった後は非常に充実した気持ちで会場を後にしている。

1曲 or 2曲ずつしか出番のなかったボーカルのみ組に関しては、そもそもライブを見るのが始めてだったので見れただけで満点という激甘の事情もあるんだけど、それぞれのバンド・キャラクターらしいステージで、かつ初日と2日目あわせて合計6バンドがひとつのライブに集まった光景はとても嬉しい光景だった。何よりこの写真を見てくれ。伊藤さんと佐倉さんの衣装がキャラクターそのもので、ステージ上でもキャラクターが本当によく表現されていた。1日目に伊藤さんを見た時の衝撃は尋常ではない。

キャラクターソングを声優さんがライブで歌うという側面だけ切り取れば昨今ありふれているけれど、衣装やパフォーマンスでキャラクターが鮮やかに表現されている様子、作り込みを見ると、バンドリのキャッチコピー?である「キャラクターとリアルライブがリンクする」というのを改めて感じさせられた。

そしてバックバンド。バンド組以外はてっきりカラオケ音源かと思っていたのだけれど、どうにも見覚えのあるメンバーによってなんと生バンドのバックバンドが入っていた。大塚さんは Poppin'Party でも出演していたから八面六臂である。 RAYCHALL さんがベース弾いてるのなんて豪華なんだと思っていたのだけれど、2日目にこのバックバンドメンバーによる新バンド THE THIRD(仮)の結成が発表されて、RAYCHALL さんベースボーカルというのを見てやっと腑に落ちたようなところもある。
大塚さんが Poppin'Party 以外でギターを弾いてるのを見るのは去年4月のブシロードライブ以来だったけれど、 Poppin'Party でのステージと変わらず大塚さんらしいところもあれば、これは Poppin'Party ではセーブしていたところだろうな、という面が見えたりもしてお得な気持ちだった。

magnet

今回初日のオープニングアクトは、昨年行われたガールズバンドコンテストの優勝バンドの magnet さんだった。
www.teena.ne.jp
緊張と初々しさがこちらにひしひしと伝わってきたけれど、ふと「見る側」の人間ではなく「出る側」の趣味バンドマンのはしくれとして思うと、あんな大人数のコピー元アーティストファンとアーティスト本人の前でコピー曲をライブするのはものすごく緊張しただろうと思う。ぼくなら絶対立てない。おっさんっぽいことを言うと、彼女たちの今後の音楽人生における良い思い出の1ページになるといいですね。

Roselia

Poppin'Party 大好き人間なのでその話は後に譲って、先に Roselia の話をする。1日目はトリで4曲、2日目は Poppin'Party と出番が入れ替わって3曲。

  1. ONENESS
  2. Re:birthday
  3. 陽だまりロードナイト
  4. LOUDER
  1. BLACK SHOUT
  2. 熱色スターマイン
  3. ONENESS

初披露だった ONENESS だけが両日共通で残りは総取っ替え、なので2日間では延べ7曲ユニーク6曲ということになる。Poppin'Party も Roselia も2日間で曲がガラッと変わったので、2日間のトータルとしてはいろんな曲を聞けて嬉しい構成だった。ベースの遠藤さんの5月いっぱいでの引退が発表されている、という文脈の中での陽だまり〜はズルいし、 ONENESS の Bメロで遠藤さんと工藤さんが2人で歌う瞬間のステージの上手下手を照らす照明も印象的だった。あと、 Roselia のライブが6月の1stライブぶりだった身としては熱色スターマインもライブで初めて聞けて大満足。
初日はまさにトリ!という密度のセットリストだったのだけれど、最後の LOUDER の前で、これがほしいんでしょ、というようなことを相羽さんが言っていて、言ってくれるねぇその通りです、と思わされたのも覚えている。

Poppin'Party

そして Poppin'Party 。Rosellia と入れ替わる形で2日目がトリだった。

  1. Time Lapse
  2. B.O.F
  3. ときめきエクスペリエンス
  1. Happy Happy Party!
  2. B.O.F
  3. ティアドロップス
  4. STAR BEAT!~ホシノコドウ~

初日は曲数少ない上に楽しみにしていた HHP ないということで少しざわついてしまったところはある。
初披露の B.O.F ではメンバーがヘドバンしているのが僕の感じてたノリと少し違って予想外だった……というのはさておき、大塚さんと愛美さんのツインボーカルがカッコよくてすごく良かった。あとやっぱり Time Lapse は問答無用でカッコいいですね。上手下手それぞれのお立ち台が映える曲。ときめきエクスペリエンスを〆に持ってくるのは少し意外な感じもしたけれど、ガルパのタイトル曲がこの曲というのを踏まえると実はガルパライブらしい選曲だったのだ。

一方2日目はトリでかつ1曲目に HHP ということで、開幕から前日と比べ物にならなくテンションが上がってしまった。ライブのボリューム感を前日で把握していたから前日のざわつき要素が排除されていたからというのもあるだろうけれど。それにしても、一つ前の出番の Rosellia で十分テンションが上がってたと思ってただけに、 Poppin'Party の開幕でまた1段テンションが上がったのには自分でも驚いたようなところがある。ライブ直後、あるいは今ブログを書きながらあの感情を振り返ると、バンドリ全体のことも勿論好きなんだけど、やっぱり自分は Poppin'Party が好きだ、ということの現れだったと思う。ライブ当日はテンション上がっていたのでそれどころではない。
Happy Happy Party はガルパ初出でここまでライブ未披露だったので、ぜったいこのガルパライブでやってほしい〜と思っていたので無事叶ってよかった。正直イントロでガッツポーズした。メンバーのMCでもやっとライブでできた、という旨のことがあって、そうそう、そうだよね、と勝手に頷いていた。正直元々は普通に楽しい曲だなーくらいに思っていたけど、ライブで焦らされ続けてるうちにどんどん好きになっていった気がする。罪な曲だ。楽しい横揺れのビート感やクラップでもともとライブ映えするだろうと思っていたけど、伊藤さんの誘導?でサビでみんなで手を左右に振る光景があったり、その想像以上に一層楽しい時間だった。
そこからは B.O.F 、初期からの曲であるティアドロップスと STAR BEAT! での〆。1日目の Time Lapse と2日目のティアドロップスはどちらも超かっこいい曲だけに、やっぱりこの2曲は住み分けるんですねというのはちょっと面白ポイントだったかもしれない。

完全に曲調がティアドロップスと同じ枠だったので、割を食ってティアドロップスがセットリストから抜けてしまったのは仕方ないねという感じだけど。。

BanG Dream! 4th☆LIVE Miracle PARTY 2017! at 日本武道館 に行ってきた - 平常運転

STAR BEAT はぼくの初めて見に行った 楽器x女子〜 が初出しで、おそらくぼくが見たバンドリライブではほぼ毎回披露されてる(今回の1日目が初めて披露されなかったくらいでは?)曲なので、ライブのたびにこの曲の思い出を重ねてきている気がする。バンドリを取り巻く環境がライブ1回1回ごとに変わっていく中、コンテンツの大きな軸になったガルパのフィーチャーライブにおいてもこの曲を刻んだというのは個人的にちょっとエモいところだと思っている。多分この話ハウステンボスライブの感想でももう1回すると思うけど許してください。

でした

まあいろいろ書いたけれども、バンドリ / ガルパというコンテンツとそのファン層の広がりを2日間物理的に目にすることができたガルパーティは感慨深いイベントだったし、今まで見れなかったバンドや新曲、やっと聞けた曲と嬉しい要素が沢山揃ったガルパライブはとても良いライブだった。
言うまでもない話だけれど、またこういうライブイベントをぜひやってほしい。今度はできればもっとボリュームも拡大した上で!

余談

今回の各日朝一番の開会式は、ガルパーティ会場への優先入場チケットを持ってる人だけが観覧できて、それはそれでいいんだけど、さらにその中で座席抽選があって、その手際がとにかく悪かった。当落ギリギリになるわ、予定してた期日よりメールが遅れるわ、どうやらメールの不着もあるようだわ、という感じで大変そうだった……

bang-dream.com

ブシロードでイベントやるの初めてでもないのになんでなんでしょうね。そういえばブシロライブの時の開演が押していたりした。なんとなくイベント運営あまりうまくないのでは……と思ってしまうのもまた否めない。