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> 突然のナナシス <
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本当に突然なのだけど、ナナシスこと Tokyo 7th シスターズのライブに行く機会が出現したので行ってきた。オルスタの圧力に揉まれながらのアウェー……という事情はありつつも、良い曲揃いと聞いていた前評判を裏切らずいい曲が沢山聞けてよかった。また、ナナシス以外の作品での様子を知ってた声優さん何人かについては特に、ナナシスでのステージングの様子などで新しい側面を見れた、というのも良かった。つまり、総じて良かった。
オフィシャルレポートもある。
gamebiz.jp
ライブに至るまで
Tokyo 7th シスターズについては今までほとんど触れたことなかった。Twitter の広告でよく見かけるとか、知ってる声優さんが何人か出てるらしいとかそれくらい。後は、アニソン系のDJイベントとかで時々曲を聴いていたらしい(今回のライブの為に曲を調べていて初めて知った)、とかそれくらい。なので本当に素人である。興味はあったのでライブ行ってみようかと思いつつチケット落選して諦めていたのだけど、直前で知り合いがチケット余らせているという話が舞い込んできたのでよっしゃ行ってみるかという運びとなった。なので慌てて予習をした格好になる。
冬のなんばHatchとボルテージ
会場はなんばHatchだった。このあたりのライブハウスだと BIGCAT とかには行ったことあるけどなんばHatchは初めて。スタンディング1500人級ということでけっこう大きな会場だった。
オールスタンディングだったので入場は整理番号順だったのだけど、入場待ちの待機場所が屋外だった。この土日は強烈な寒波に見舞われていて、大阪でも時折雪がちらつく中だったので、屋外での待機はなかなか過酷だった。ふつうにしてても寒いところなのに、オルスタのライブということで薄着になると開演までに凍えてしまう。最初はロッカーに上着など全部収納してTシャツ姿になったのだけど、外待機は無理や!ということで結局上着を羽織って待ち、会場入ってからは腰に巻いて過ごしていた。
流石にこのサイズのライブハウスだけあってコインロッカーは入場前も入場後もしっかり数があった。とはいえ中のロッカーを当て込む勇気はなかなか出なかったので結局外のロッカーを使った。あと、一度チケットごと財布をロッカーに入れてしまうというポカもやらかしたりした。
幸いそこそこいい(A300番台後半くらい)の番号だったので、前から2番目のブロックの前の方に陣取っていたのだけれど、いざ始まってみるとこの位置でもそこそこ押されて窮屈だし、またうっかりすると時々後ろにはじき出されそうな感じもあった(あくまで時々)。それでもこのブロックはマシな方で、一番前のブロックは開演した瞬間にぐわっと前に圧縮される様子が見えた。さらに最前付近は場所争いがけっこう激しかった……という話も耳にしたので、その辺はオルスタで声優ライブをやる時のよくあるつらみがそのまま出てしまったなー、という印象を受けてしまった。
ステージとの距離感としては、演者さんが挨拶などでステージ前方に出てきた時は流石にけっこう近いな、というように思った。ステージ後方とかにいるときでも、明確に近いなと認識するほどではないけれど、振り上げられる観客の腕やライトに遮られなければ表情まできっちりとよく見えて良い場所だった。
いわゆる"アウェー"のライブイベントに行くときは、ライブの客席側の雰囲気がどんな感じなのかというのも楽しみの一つなのだけど、この日のライブの感じは、上述のオルスタの押し合い具合を除くと、割とスタンダードなアニソンライブという感じのトーンだったと思う。とはいえ会場の大半は僕のようなにわかではなく愛の溢れる"支配人さん"で、シンガロンや合いの手、あるいは曲ごとユニットごとのサイリウムの色合いなんかにはすごい一体感があったとおもう。
曲とパフォーマンス
ナナシスで一番気になってた曲は SEVENTH HAVEN で、これはよく考えたらセブンスシスターズの曲なので今回のライブで聞けないのは自明だった。そりゃそうである。まあそれはさておき、20曲弱ほどの中に 777☆SISTERS や各ユニットのいろんな曲が詰まっていた。EDM 系の曲が多そうな印象でいて、実際割と多かったのだけど、頭と最後を飾った 僕らは青空になる や FUNBARE☆RUNNER はむしろ定番アニソンバンドポップ的なサウンドだし、同じくバンドポップの Girls Talk!! 、びっくりするほど bpm をグッと落とした たいくつりぼん などなど、幅の広さを感じさせられた。
しかし何が楽しかったですか、と問われると一番は開幕2曲目の KILL☆ER☆TUNE☆R かもしれない。一人ずつのカウントアップでの歌い出し、タテの気持ちいいノリ、そして何よりシンガロンと、ふつうに楽しい要素大盛りだったのでそれはまぁ楽しかった。他も、やっぱ EDM 的というか四つ打ち的な曲はどれも楽曲自体のゴキゲン感がすごくよかった。正直に言うとぎゅうぎゅうのオルスタよりはもうちょっと自由に体でビートを感じられる空間で聞ければなーと思うこともあって、その辺はどうしたものかという感じもあるけど。
ライブ中何回かMCコーナーがあったのだけれど、最後の最後以外のMCは全てキャラクターとしてのMCで、ライブ本編としてはあくまでキャラクターである 777☆SISTERS のライブという体だった。
(ナナシスのすがた)
この日のライブには、アイマスのライブ(それぞれシンデレラの5周年記念イベントと4thライブ神戸2日目とさいたま初日)で見たことのある高田さんと今井さん、めちゃすきのライブで見たことのある中島さんが出演しているということもあって、ナナシスではそれぞれどういうステージをされるのかというのも楽しみにしていた。
めちゃすきのライブは割とリラックスした雰囲気のライブだったので、そのライブでしか見たことのない中島さんがこういうバリバリのアイドルゲームのライブのステージに立っているのはちょっとふしぎな感じがしたし、演じるキャラの性格がシンデレラの芳乃とナナシスのムスビで全然違う高田さんの印象も全然違う。今井さんは特にトークパートでの千枝の印象に引っ張られそうになるのだけど、曲中での自信ありげなステージの様子にはハッとさせられるものがある。キャラクターとしてのステージを見てると、ついそのキャラクターのキャラクター性と演じる方のキャラクター性を同一視してしまいそうになるのだけど、こうやって振り幅を見るとそうじゃないんだよな、なるほどな、と思った。
そのほか
ナナシスのライブといえば、2ndライブに行った知人からボーカルのかぶせが大きくて生歌がかき消されるくらいだったと聞いていた。この日もかぶせは入っていて時々流石にかぶせ大きいのでは……と思う時もあったのだけど、かぶせが入る物だと心構えしてればそんなにびっくりしない感じだったと思う。
H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!! の後にはキャラクター達から今までの感謝を伝えるムービーが流れたのだけれど、会場のそこかしこから、メッセージに涙ぐむ"支配人さん"がちらほら見えた。誤解を恐れずに言うと、あのムービーそのものにドラマチックな感動要素があったとかではないと思っているのだけれど、シンプルな感謝のメッセージが心に刺さっているファンがあれだけいたというのは、このコンテンツに対してのファンの思い入れの深さの現れなんだろうなぁ、と思った。
まとめて
ということで、よいライブだった。よいライブだったので、ライブの翌週に素早くCDも買った。相変わらずとても良いのだけど、今度は3rdライブのことが気になってきつつ、アイマスのライブと被っていて、あーあーおー……という状況である。
調達した pic.twitter.com/6XoDea2g1h
— じゅりあす (@ast_j) 2017年1月17日